極美慎主演「ベアタ・ベアトリクス」キャスト別感想(ネタバレあり)~若手が挑んだ見応えのある人間ドラマ

宝塚星組

星組公演『ベアタ・ベアトリクス』を観劇しました。

良いものを見せてもらった!という充実感のある舞台で、そんなに明るい話ではないと思うのですが、若手メンバーが全力で人生の内面をえぐるような人間ドラマに取り組む姿には爽快感がありました。

「ベアタ・ベアトリクス」で主演の極美慎が演じるのは、19世紀半ばにイギリスで活躍した画家・詩人のロセッティで、他の登場人物もほとんどが実在の人物です。

ストーリー展開や各キャストの役どころは、想像していた以上に史実通りという印象でしたので、あらすじと登場人物の実生涯は下記の記事をご参照ください!

宝塚星組「ベアタ・ベアトリクス」ロセッティ(極美慎)他各配役の実生涯からあらすじを予想
極美慎初主演の星組公演『ベアタ・ベアトリクス』は、19世紀半ばにイギリスで活躍した画家・詩人のロセッティを主人公にした作品です。 宝塚版のあらすじによると、ロセッティの代表作として知られる絵画「ベアタ・ベアトリクス」が生み出されるまで...

 

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  1. 「ベアタ・ベアトリクス」主要キャストの役どころ&感想
    1. ダンテ・ガブリエル・ロセッティ:極美慎
    2. ジョン・エヴァレット・ミレイ:天飛華音
    3. ロセッティ(極美慎)とエヴァレット(天飛華音) 不器用な2人の芸術家
    4. リジー・シダル:小桜ほのか
    5. ウィリアム・ホルマン・ハント(ウィル):碧海さりお
    6. ジェイン・バーデン:水乃ゆり
    7. ウィリアム・モリス:大希颯
    8. ジョン・ラスキン:ひろ香祐
    9. エフィー・ラスキン:瑠璃花夏
  2. 「ベアタ・ベアトリクス」その他のキャスト
    1. ロセッティの家族
      1. ガブリエーレ・ロセッティ:朝水りょう
      2. クリスティーナ・ロセッティ:麻丘乃愛
      3. 少年ロセッティ:藍羽ひより
    2. ロセッティたちラファエル前派と対立する?大人組
      1. チャールズ・イーストレイク:朱紫令真
      2. エリザベス・イーストレイク:七星美妃
      3. マーティン・アーサー・シー:颯香凜
    3. ロセッティの兄弟団の仲間たち
      1. ジェイムズ・コリンソン:煌えりせ
      2. トーマス・ウールナー:碧音斗和
      3. フレデリック・ジョージ・スティーブンス:世晴あさ
    4. 宝塚『ベアタ・ベアトリクス』主な配役で実在ではないと思われるキャスト
      1. マーガレット:澪乃桜季
      2. ケアリー:羽玲有華
      3. ダンテの幻影:奏碧タケル
      4. ベアトリーチェの幻影:星咲希
  3. 宝塚星組バウホール公演『ベアタ・ベアトリクス』公演情報・期別出演者

「ベアタ・ベアトリクス」主要キャストの役どころ&感想

ダンテ・ガブリエル・ロセッティ:極美慎

今回初主演の極美慎が演じる役として、ロセッティはかなり挑戦の役どころだったのではと思います。

「ベアタ・ベアトリクス」自体が、人間の内面の葛藤に焦点を充てた作品で、ロセッティの描かれ方も決して「素敵な主役」ではありません。

史実でも女性関係が大きく取り上げられるロセッティですが、「ベアタ・ベアトリクス」作中でも、ロセッティは常に女遊びをしてアトリエに毎晩違う女性を連れ込むような人物として描かれています。

さらに愛する女性であるリジー(小桜ほのか)を傷つけ、ジェイン(水乃ゆり)と不倫し、友人を振り回し、絵もろくに描かずに酒に溺れて金の無心をする、かなり「どうしようもない人物」です。

初主演作ということで、極美慎の持ち味であるキラっとした華や明るさ、ビジュアルやスタイルの良さなどを前面に出すような勧善懲悪のヒーロー物や明るいコメディ物にする選択肢もあったと思います。その中で、あえてロセッティという「どうしようもない人物」を主役として演じ、その人生の葛藤を作品のメインテーマとして見せる、というミッションを極美慎に与えた制作サイドの心意気に、まず感慨深いものがありました。

極美慎はそのミッションに正面から向き合い、ロセッティという人物を、決して正義のヒーローではなく、ダメなところの方が圧倒的に多い、とても不器用で、でも抗えない不思議な引力のある人物として、物語の真ん中に存在させていたように感じました。

この「引力」というのが、ロセッティと極美慎の共通点な気がしていて、それを持ち合わせている極美慎だからこそ、ロセッティを主役として演じられたのかなと思いました。

ジョン・エヴァレット・ミレイ:天飛華音

「ベアタ・ベアトリクス」中では、エヴァレットがロセッティ(極美慎)のライバル、というよりも超えられない相手、として強く描かれています。

その一方でエヴァレット自身も、最初から最後まで色々な葛藤を抱えた役として描かれているので、極美慎同様、天飛華音にとっても挑戦し甲斐のある大きな役だっただろうなと思います。

天飛華音といえば、これまで割と明るかったり豪快だったりという役柄が多かった気がするのですが、今回のエヴァレットはとても繊細な人物として作り上げられていました。

エヴァレットは幼いころから神童扱いされていた孤独な天才で、登場時には尖って皮肉気味な人物であったのが、ロセッティたち兄弟団に入れてもらったことにより人生で初めて仲間が出来ます。

それを何よりも喜んでいたにもかかわらず、ジョン・ラスキン(ひろ香祐)の指示で、ロセッティの恋人であるリジー(小桜ほのか)をモデルに「オフィーリア」を描くことになります。

それは、エヴァレットにとって、仲間を裏切って自分の成功を選んでしまった、という一生の十字架になります。

ロセッティ(極美慎)とエヴァレット(天飛華音) 不器用な2人の芸術家

「ベアタ・ベアトリクス」のあらすじでは、ロセッティが「圧倒的な画力で彼女の姿を描き切ったエヴァレットに嫉妬し、リジー(小桜ほのか)との関係にも溝が生まれてしまう」とあるのですが、実際の舞台では、ロセッティの感情としては嫉妬よりも圧倒的に恐怖が大きいように描かれています。

エヴァレットが描いたリジーを、自分は超えられないのではないか、というロセッティの恐怖心が、ロセッティとリジーの関係を破滅に追いやっていきます。

実際に、劇中で「オフィーリア」を描いている最中のエヴァレットは、リジーが溺れていることにも気づかない程作品にのめりこみ、芸術家の狂気を感じさせる様相になっています。

でもエヴァレットが本当に求めていたのは、狂気の狭間で天才的な作品を産み出して成功を収めるよりも、仲間や家族と過ごす他愛もない時間で、エフィー(瑠璃花夏)との不倫、逃避行を経てようやくそれを手に入れた、という描写になっています。

その反面、エヴァレットの芸術家としての狂気によって生み出された「オフィーリア」のような傑作は二度と描けなかったのではないか、ロセッティが苛まれ続けた「オフィーリア」は、エヴァレットにとっても唯一無二の過去の作品だったのではないかな、と感じさせるようなストーリーでした。

ロセッティとエヴァレットはどちらも不器用な人物なのですが、ロセッティは人と騒いだり戯れたりすることで自分の本心から逃げてしまうのに対し、エヴァレットは内側に籠ることで人を遠ざけてしまう、というように不器用さのベクトルも対照的に描かれているのが面白いなと思いました。

そんな2人が物語終盤で、はじめて自分の本心を相手にさらけ出す病室でのシーンは、個人的にこの作品のハイライトとなる見ごたえのある二人芝居でした。

若い頃エヴァレットが「先生」ぶって兄弟団に絵を教えた時と同じ曲で、どん底に落ちたロセッティをエヴァレットが「時間が無い」「サボった分を取り返せ」「We will make it」と鼓舞する流れがとても良かったです。

リジー・シダル:小桜ほのか

ロセッティ(極美慎)が生涯愛していた女性であり、死後に「ベアタ・ベアトリクス」のモデルとなった人物がリジーです。

小桜ほのかが演じるということで、ロセッティに対して母性的なアプローチになるかな、と予想していたのですが、そうではなく、ピュアで不器用で、それ故にロセッティの引力に巻き込まれ不幸へ向かってしまう女性として演じられていました。

改めて振り返ってみると、リジーはストーリー展開の中で常に受身のポジションなので、存在感を出すのが難しかったのではないかな、と思うのですが、ロセッティが「今まで出会ってきた俗っぽい女性たちとは違う」と感じて一目ぼれする透明感のようなものを、経験値のある小桜ほのかならではの緻密な計算で作り出していたように感じました。

ウィリアム・ホルマン・ハント(ウィル):碧海さりお

ウィルは史実でも、ロセッティ(極美慎)やエヴァレット(天飛華音)が絵の方向性を変えていく中、最後までラファエル前派の特色を保った作品を描き続けた人物です。

碧海さりお演じるウィルは、劇中で1人だけ最初から最後までロセッティから離れず、心配し続ける人物として描かれています。

ウィルは田舎から出てきた真面目な画学生にもかかわらず、アトリエにはロセッティに毎日違う女性を連れ込まれ、ロセッティと一緒にいるというだけでロイヤルアカデミーを退学処分にされかけるなど、常にロセッティに困らされています。

報われないにもかかわらず落ちぶれたロセッティに手を差し伸べ続け、ジョン・ラスキン(ひろ香祐)から「けなげだ」と評されるウィルも、リジー(小桜ほのか)と同様にロセッティの引力に強く惹きつけられた人なのだろうなと思います。

その一方で、リジーと違ってウィルはロセッティに人生を狂わされたわけではない、というのがポイントかなと感じました。劇中で多くは語られていませんが、ウィル自身も画家としてそれなりに成功していて、きちんと自分の人生を歩んでいる、その一定の距離感があるからこそロセッティを見守っていられる、というのがウィルなのかなと。

物語後半になるにつれて、ロセッティに対するウィルの立ち位置というのが、私たち観客とも重なるように感じました。

最後にようやく己と向き合い「ベアタ・ベアトリクス」を描きはじめたロセッティが、ウィルに「ありがとう」だったか「今までごめんな」というようなことをサラッと言うのですが(記憶が曖昧です)、それが極美慎自身の憎めない愛嬌といいますか、本質的な人間としての魅力と重なってとても威力があって、ウィルと一緒にロセッティの「どうしようもない奴」ぶりをここまで見届けてきたイチ観客として、「どうしようもないけど、魅力的なんだから仕方ないな」と昇華されるような感覚になって面白かったです。

ジェイン・バーデン:水乃ゆり

史実のジェインは「芝居を見に行った劇場でロセッティと出会った」だけで女優ではないのですが、「ベアタ・ベアトリクス」では(おそらく)ショーアップする目的もあり、ジェインの役どころが「芝居小屋の女優」になっていました。

水乃ゆりにとって挑戦となる役どころだったと思いますが、貧民街出身のジェインならではの「上品ではない艶やかさ」を見事に表現していたように感じました。

特に、上流階級のパーティーに連れてこられ、その居心地の悪さから必要以上に粗野で攻撃的な言動をするシーンがとても良かったです。そんなジェインを、その後夫となるウィリアム・モリス(大希颯)は「教えた通りにちゃんとしろ」とたしなめるのに対し、ロセッティ(極美慎)は面白がる、という対比もよく描かれているなと。

水乃ゆりは人形のようなビジュアルとスタイルを持った娘役なのですが、これまでの舞台姿を見ていると、表情や表現に男前なところのある面白い人なんですよね。

今回のジェイン役には、水乃ゆりの男前な強い部分が上手くマッチしていたように思いました。劇中でもそうなのですが、最後カーテンコールで挨拶をする時の視線が、男役顔負けの鋭さだったのが特に印象的でした。

史実のジェインはロセッティの「ファム・ファタル」(追い求める運命の女性であり、破滅に導く悪女という要素も持つ存在)とされることが多いですが、今回の「ベアタ・ベアトリクス」の中では、あくまでロセッティの運命の女性はリジーであって、ジェインは一時すがる相手として位置づけられていました。

一方でジェインの方は、モリスと結婚しながらもロセッティを生涯愛していた、という片想い要素の強い描かれ方になっていました。

ヒロインのリジーに対する女性として、ジェインをもっと悪女として描くこともできたと思うのですが、他の登場人物同様、不器用で色々な一面や葛藤を抱えた人間臭い人物として表現されていたのが今回の作品ならではだなと感じました。

 

ウィリアム・モリス:大希颯

モリスはロセッティ(極美慎)の弟子であり、ジェイン(水乃ゆり)と結婚した後も、ロセッティとジェインの関係を黙認し続けた人物です。

ロセッティを主役にした場合、モリスは都合の良いピエロのように描かれる可能性もあるなと思っていたのですが、「ベアタ・ベアトリクス」では、ロセッティとジェインの不倫関係を知り、きちんと傷ついて怒る人物でした。

モリスも劇中で立場が大きく変化する役どころで、「ロセッティに『トプシー』と呼ばれ、後輩としてなついている場面」「ジェインの夫として、ロセッティに辛辣な言葉を投げかける場面」「ロセッティと妻ジェインの関係を数十年黙認し続けた後、ロセッティの死を受け止める老年の場面」と、分断された3つの場面でモリスという人物として存在しなければならない、かなり難易度の高い役だったと思います。

大希颯は「柳生忍法帖」「めぐり会いは再び」と2回連続新人公演で極美慎の役を演じていて、舞台姿に天性のスケールの大きさを感じさせる人だな、と思っていたのでこれからの舞台も楽しみです。

ジョン・ラスキン:ひろ香祐

ラスキンは、ロセッティたち兄弟団の恩人であり、偉大な評論家である一方、支援していたエヴァレット(天飛華音)に妻エフィー(瑠璃花夏)を奪われてしまう人物です。

今回「ベアタ・ベアトリクス」でこのジョンラスキンがどう描かれるのか、とても楽しみにしていました。

恩人なのに妻を奪われてしまう可哀想な人物なのか、それとも奪われて当然と思われる悪人寄りの人物なのか、どちらの可能性もあるなと思っていたのですが、ひろ香祐演じるラスキンは、その両方を併せ持ったとても人間らしい役どころになっていました。

これまでの慣習に囚われない視点でロセッティたちの作品を評価し、成功者ながら貧しい画家達に気さくに接して支援する気の良い一面と、自分の考える「最高の芸術」を生み出すためならば、ロセッティとリジーの関係を壊してでも、エヴァレットにリジーを描くように求めるエゴイスティックな一面。

芸術の面では新たな価値観を積極的に広める人でありながら、妻のエフィーに対しては、女は黙っていろという古い価値観の型にはめてしまう矛盾。

そしてエヴァレットとエフィーが駆け落ちしたことに憤り傷つきつつも、権力やお金を使って2人を完全に追い詰めることまではしない寛容さ。

このように相対する色々な要素が入り混じった、とても立体的な人物としてラスキンが存在していることで、「ベアタ・ベアトリクス」が更に深みのある物語になっていた気がしました。

エフィー・ラスキン:瑠璃花夏

エフィーはジョン・ラスキン(ひろ香祐)の妻でありながら、エヴァレット(天飛華音)と駆け落ちする役どころです。

「ベアタ・ベアトリクス」の中では、夫であるジョン・ラスキンから家事も仕事も「何もするな」と言われ、人形のように過ごしている自分に後悔を抱いている人物として描かれています。

成功者の夫に選ばれた妻として、好きなだけお金を使って遊んで暮らすこともできるはずなのですが、そうではなく平凡な温かい居場所だけが欲しいと望む人で、それ故に「成功よりも仲間を選べば良かった」と後悔し続けているエヴァレットと惹かれあったのが理解しやすい流れになっていました。

エヴァレットと駆け落ちした後のエフィーの様子は、劇中では描かれていないのですが、瑠璃花夏がエフィーをしっかり地に足のついた女性として演じていたので、エヴァレットがロセッティに話す通り、子どもに囲まれて(劇中では2人と言っていますが史実では8人の子どもがいます)しっかり者のお母さんとしてにぎやかに楽しく暮らしている姿が思い浮かぶなと感じました。

「ベアタ・ベアトリクス」その他のキャスト

その他にも印象深い登場人物が多いので、各キャストの印象なども後日追記できたらと思います。

ロセッティの家族

ガブリエーレ・ロセッティ:朝水りょう

ダンテ・ガブリエル・ロセッティ(極美慎)の父親。

イタリア人で有名なダンテ詩人。劇中ではロセッティの回想として登場し、文学の道を投げ出したロセッティを責める存在。

クリスティーナ・ロセッティ:麻丘乃愛

ダンテ・ガブリエル・ロセッティ(極美慎)の2つ下の妹。

兄弟団の1人であるジェイムズ・コリンソン(煌えりせ)と婚約している。

少年ロセッティ:藍羽ひより

父の元でダンテに心酔し詩人を志していたころのロセッティ

ロセッティたちラファエル前派と対立する?大人組

チャールズ・イーストレイク:朱紫令真

「ベアタ・ベアトリクス」の中で旧体制代表として描かれているのが、ロイヤルアカデミー学長のチャールズ・イーストレイクでした。

ロセッティたちを「価値のない落ちこぼれ」と決めつけ切り捨てようとする人物ですが、妻エリザベスには尻に敷かれています。

大人組の中でも、旧習に凝り固まったイーストレイクと、新しい価値観を広めようとするラスキン(ひろ香祐)が対照的に描かれているのですが、夫婦の力関係という意味では、ラスキン夫妻よりもむしろイーストレイク夫妻の方が先進的、というのが皮肉で良いなと思いました。

エリザベス・イーストレイク:七星美妃

美術史家、翻訳家。チャールズ・イーストレイク(朱紫令真)の妻。

マーティン・アーサー・シー:颯香凜

ロイヤルアカデミーの会長なので、ロセッティたち若い勢力に反発する旧体制側の人物として描かれるのかと想像していたのですが、逆にロセッティたちを面白がってイーストレイクをなだめるような進歩的な人物でした。

「柳生忍法帖」の新人公演以来、お芝居の上手い人として注目している颯香凜ですが、今回も髭もじゃの老紳士を見事に演じていました。

ロセッティの兄弟団の仲間たち

以下の3名はいずれもラファエル前派のメンバーとして後世にも名前が残っている実在の人物です。

ジェイムズ・コリンソン:煌えりせ

ロセッティの妹クリスティーナ(麻丘乃愛)と婚約している。

トーマス・ウールナー:碧音斗和

兄弟団の中でロセッティに次いで女遊びに慣れているような人物として演じていました。

フレデリック・ジョージ・スティーブンス:世晴あさ

トーマスとは対照的に、フレデリックは女性慣れしていない弟分のように演じていました。

宝塚『ベアタ・ベアトリクス』主な配役で実在ではないと思われるキャスト

マーガレット:澪乃桜季

ロセッティ(極美慎)たちが溜まり場にしている酒場の女主人

ケアリー:羽玲有華

ロンドンのスキャンダルを嗅ぎまわるゴシップ誌の記者

ダンテの幻影:奏碧タケル

ダンテは13~14世紀のイタリアの詩人。ロセッティ(極美慎)が崇拝している。

奏碧タケルはダンテの幻影以外にも、リジー(小桜ほのか)が働く帽子屋の店主役など、色々な場面に登場しています。

ベアトリーチェの幻影:星咲希

ベアトリーチェは、ダンテの代表作『新生』や『神曲』の中で理想の女性として描かれる存在

宝塚星組バウホール公演『ベアタ・ベアトリクス』公演情報・期別出演者

ミュージカル
『ベアタ・ベアトリクス』
作・演出/熊倉 飛鳥

公演期間:2022年9月8日(木)~9月19日(月)@宝塚バウホール

出演者:
ひろ香祐(95期)
朝水りょう(96期)
澪乃桜季(98期)
小桜ほのか、七星美妃(99期)
朱紫令真、極美慎、煌えりせ(100期)
碧海さりお、颯香凜(101期)
天飛華音、奏碧タケル、水乃ゆり(102期)
瑠璃花夏、羽玲有華、星咲希(103期)
碧音斗和、麻丘乃愛、世晴あさ、凛央捺はる(104期)
大希颯、瞳きらり、彩夏こいき、彩紋ねお(105期)
愛花いと、凰陽さや華(106期)
碧羽陽、和波煌、美玲ひな、藍羽ひより(107期)