宝塚星組公演「VERDAD!!」第2幕のセットリストと衣装などのまとめです。
ザ・宝塚のショーだった第1幕とは大きく変わり、第2幕はJ-POPやディズニー、有名ミュージカル曲などコンサート!という感じのバラエティ豊かな構成になっていました。
VERDAD!!第1幕のセットリストはこちら↓
REY’S Special Show Time 「VERDAD‼―真実の音」
2021年7月2日~10日@舞浜アンフィシアター
作・演出 藤井大介
出演者
天寿光希(91期)
礼真琴、瀬央ゆりあ(95期)
音咲いつき(96期)
夕渚りょう、湊璃飛(98期)
天路そら、蒼舞咲歩(99期)
二條華、希沙薫(100期)
碧海さりお、彩園ひな(101期)
舞空瞳、紅咲梨乃、奏碧タケル、都優奈、鳳真斗愛(102期)
侑蘭粋、星咲希(103期)
碧音斗和、綾音美蘭(104期)
第2幕 Sueno Verdadero ―真実の夢―
S11~S12 Prologue
出演:全員
衣装:
礼真琴→公演ポスターで着ている青地に同色模様が入ったスーツに同色ベスト、赤シャツ、ゴールド系ボウタイ、黒ハット、片手のみ赤手袋
男役→赤地模様のスーツ(礼真琴の青スーツと色違いの布地)、黒シャツ、黒ベスト、黒ボウタイ(瀬央ゆりあのみゴールド)、黒ハット
娘役→男役と同じ赤地模様の布がセンターに入った黒ドレス、黒ハット
VERDAD!!第2幕プロローグの衣装は全員分新調かと思うのですが、暗めの色調ながらゴージャス感のある素敵な衣装でした
この柄のスーツをこれだけ着こなせるのは、宝塚の男役か、イタリア人のファッショニスタぐらいではないでしょうか…
「VERDAD!!―真実の音―」
このコンサートのタイトルにもなっている主題歌はクールな雰囲気で、少しスパニッシュ的な振り付けもあり大人っぽいムーディーな場面になっていました
礼真琴が片手にはめている赤い手袋がセンサーになっていて、手の動きに合わせてバックスクリーンの炎が動く演出あり
「AVANZER!!―いざ進め―」
2曲目のオリジナル曲はコンサートらしい盛り上がれる曲で、1曲目のクールな雰囲気とはガラリと変わり満面の笑顔でのパフォーマンスでした
MC5 礼真琴+日替わり出演者
礼真琴と日替わり出演者によるMCコーナー
舞空瞳、瀬央ゆりあ、天寿光希、音咲いつきまでは1人で登場、それ以外のメンバーは同期2人ずつでの登場でした(舞空・瀬央は2回登場)
さすが星組と言いますか、しっかりMCネタを仕込んでくる下級生が多く、どの回も楽しませてくれました
「キメ台詞」「掛け声」「殺陣」などトップスターに色々やらせようとする下級生たちと、「無茶振りだ~」「転がされてる~」と言いながらもしっかりやり切る礼真琴、という構図がとてもよかったです
S13 Interlude
「Poppin’ Shakin’」NiziU
舞空瞳、二條華、彩園ひな、紅咲梨乃、都優奈、侑蘭粋、星咲希、綾音美蘭
衣装:前の場面と同じ(黒ハット無し)
K-POP系ガールズグループNiziUのセカンドシングルを、音咲いつき以外の娘役8人で披露
この場面の最上級生が二條華なことから、NiziUならぬNiziO(ニジョー)というグループ名を自称しているそうです(ある回のMCより)
原曲の振付とはちょっと変わっていましたが、礼真琴に「可愛いの圧が強い!」と評されるように、ザ・宝塚の娘役とは一味違う押し出しのある娘役の場面になっていた気がします
日替わりMCのあと礼真琴が「かわいい子ちゃんたち~」とNiziOの娘役たちを呼び込んで曲が始まるんですが、日を追うごとに娘役チームも色々小芝居を仕込んで来て楽しませてくれました
カラオケボックス(コントコーナー)
「サンキュー電鉄株式会社の新人歓迎会」という設定で、カラオケボックスで繰り広げられるコント
登場人物
出来無杉まこと(できなさすぎまこと):礼真琴
新入社員、愛称まことちゃん、趣味は宝塚を見ること
丸メガネにブカブカのスーツでオタク・お坊ちゃま風
ママとおばあちゃんからいつも電話が掛かってくる
白木瞳(しろきひとみ):舞空瞳
新入社員、愛称ひとみちゃん、趣味は爬虫類の飼育でヘビを2匹飼っている
可愛らしい雰囲気だが、出来無杉君のことが気に入った様子でグイグイ迫っている
嫌味川せおた(いやみがわせおた):瀬央ゆりあ
新入社員、愛称いやみくん、趣味はルンバを追いかけること
横に流したスネ夫風の前髪がボリューミー、彼女とLINEをするため上司の前でも携帯をいじっている
恐山みつき(おそれさんみつき):天寿光希
サンキュー電鉄株式会社社長、愛称おそれさん・ジャイアン
角刈りにサングラスとコワモテだが、「いちご大福を食べる」「四つ葉のクローバーを見つける」など可愛らしい趣味を持つ一面も
局田いつき(つぼねだいつき):音咲いつき
サンキュー電鉄株式会社社長秘書、愛称つぼねっち、趣味はプロセス観戦や麻雀など
高く結い上げたヘアスタイルにピンクメガネで、生ビールは大ジョッキ派
店員:鳳真斗愛
度々勢いよくドリンクを運びに入ってくるオネエな店員
嫌味川君にウインクを飛ばしていて、名前はローラかもしれない
カラオケボックスでの新人歓迎会で歌を披露することになる出来無杉まこと君。宝塚観劇が趣味ということで「ロミオとジュリエット」より「世界の王」「僕は怖い」を選曲しますが、歌い方が独特過ぎて伝わらない様子です。
見かねた嫌味川君が「俺が歌う!」と自分の曲を入れ次の場面へ、という流れ
このコント場面でも「出来無杉君の派手な靴下の柄」や「恐山社長の趣味」など日替わりで楽しめる要素が色々ありました
他にも「毎日色んな理由で歯が抜けるおばあちゃんと電話するまこと君」(礼真琴)や「出来無杉君をサシ飲みに誘おうとするいやみ君」(瀬央ゆりあ)、「ペットの蛇への愛情と出来無杉君への迫り方が日に日にエスカレートするひとみちゃん」(舞空瞳)など、千秋楽に向けてどんどんコント中の小芝居も進化していました
極めつけは店員役の鳳真斗愛で、登場時のインパクトと日替わりアドリブで舞台上・客席の空気をかっさらう勢いでしたね
個人的にこのコメディセンスとインパクトの残し方は、雪組下級生時代の緒月遠麻を思い出して今後が楽しみになりました
S14~15 Trendy (J-POP)
衣装:トレンチコート(後ろにVERDAD!!と手書きで書かれた布付き)、黒ブーツ
「ローラの傷だらけ」ゴールデンボンバー
歌:瀬央ゆりあ
ダンス:夕渚りょう、湊璃飛、天路そら、蒼舞咲歩、希沙薫、碧海さりお、奏碧タケル、碧音斗和
通行:鳳真斗愛
衣装:
瀬央・鳳真→コントの嫌味川せおたと店員のまま
男役→トレンチコートにハットあり
ゴールデンボンバーの楽曲を、瀬央ゆりあが「嫌味川せおた」のビジュアルのまま、歌詞にある「ローラ」を探し求める芝居付きで歌います
ダンサーの男役たちもハットにトレンチコート姿で1人ずつキメキメで登場するんですが、よく見ていると様子がおかしくて……
ヘドバンしてる人、エアギターしてる人、プレゼントをあげたのにビンタされた人など、皆それぞれの「ローラ」とのストーリーを表現していて、目がいくつあっても全然見切れなかったです
曲の最後に、さっきのコントで出てきた「店員」(鳳真斗愛)が現れ、瀬央ゆりあが曲中で追い求めていた「ローラ」はこの人だったのか!というオチで終わります
2回目以降の観劇でコント場面のお芝居を見ていると、店員が嫌味川せおたにウインクを飛ばしていたり、いやみ君も店員に投げキスを返したり、目でずっと追っていたり、と実は伏線が色々あったんだな!とわかりました
「ギラギラ」Ado
歌:礼真琴
ダンス:夕渚りょう、湊璃飛、天路そら、蒼舞咲歩、希沙薫、碧海さりお、奏碧タケル、碧音斗和
瀬央ゆりあと入れ替わりで礼真琴がセリ上がり、Adoの「ギラギラ」をダンス付きでパフォーマンス
曲のアレンジは原曲からほとんど変わっていないと思うんですが、振付も礼真琴の歌い方も曲の世界観にハマっていて、この「ギラギラ」はVERDAD!!のハイライトのひとつだった気がします
「starting over」三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
礼真琴ソロ
男役は一旦はけて、礼真琴ソロでしっとりと歌う
「R.Y.U.S.E.I.」三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
礼真琴、瀬央ゆりあ、夕渚りょう、湊璃飛、天路そら、蒼舞咲歩、希沙薫、碧海さりお、奏碧タケル、碧音斗和
衣装:
礼・瀬央→VERDAD!!布付きトレンチコート
他の男役→「ギラギラ」からハット無し・トレンチコートを脱いでゴールド系ベスト
学年順で歌い継ぎ
瀬央ゆりあ→夕渚りょう→湊璃飛→天路そら→蒼舞咲歩→希沙薫・碧海さりお→奏碧タケル・碧音斗和→礼真琴
三代目JSB、R.Y.U.S.E.I.といえば!のランニングマンの再現ダンスもあり
礼・瀬央の二人が台の上にいて、舞台中央の丸セリが回転しながら他の男役が並んでセリ上がってくるというステージングがとてもかっこよかったです
S16~17 Mysterious (J-POP)
「限界突破×サバイバー」氷川きよし
歌:天寿光希、音咲いつき
ダンス:夕渚りょう、湊璃飛、天路そら、蒼舞咲歩、希沙薫、碧海さりお、奏碧タケル、碧音斗和
衣装:
天寿→紫色のメタルスーツ(2016年雪組公演「るろうに剣心」のフィナーレ男役群舞の衣装)
音咲→次の「砂の城」の娘役と同じ
他の男役→RYUSEIから変わらずゴールド系ベスト
氷川きよしが歌うアニメ「ドラゴンボール超」の主題歌。
メタリックな衣装の感じが、↑の動画の氷川きよしのステージともリンクしているなと
「砂の城」MISIA
歌:礼真琴・音咲いつき
ダンス:二條華、彩園ひな、紅咲梨乃、都優奈、侑蘭粋、星咲希、綾音美蘭
衣装:
礼→白髪系の長髪ウイッグ、紺系のメタルスーツ、白ベースの着物風羽織
メタルスーツは前曲の天寿光希と同じく、2016年雪組公演「るろうに剣心」のフィナーレ男役群舞で望海風斗が着ていた衣装のアレンジかな?と思うのですが確信はありません
娘役→黒ボブのウィッグ(音咲は赤髪ロング)、赤黒のミニスカートに和風花模様が描かれたマント
MISIAの楽曲を大胆にアレンジしたステージングで、礼真琴と娘役がセクシーに絡みながら踊ります
VERDAD!!は各場面で使われる衣装の色数がかなり絞られていましたが、この場面は唯一色が溢れるカラフルな衣装でした
蜷川実花作品のような極彩色のマントが印象的で、第2幕の中でもスパイス的な場面になっていたと思います
S18~19 Dreamy(ディズニー)
衣装:
礼→白にシルバー縁取りの衣装
2020年星組公演「シラノ・ド・ベルジュラック」のフィナーレのデュエットダンスで轟悠着用の物かと思います
舞空→白ドレスにティアラ
男役→宮廷服風ジャケット(瀬央ゆりあのみ水色、他は薄紫)に白ブーツ
娘役→白(シルバー?)ドレス
「Part of Your World」『リトルマーメイド』より
歌:舞空瞳
ダンス:夕渚りょう、湊璃飛、天路そら、蒼舞咲歩、希沙薫、碧海さりお
舞空瞳演じるリトルマーメイドのアリエルは天真爛漫な雰囲気でした
退廃的な雰囲気の前の場面とはガラッと変わり、ディズニープリンセスの世界になりました
「Beauty and the Beast」『美女と野獣』より
歌:礼真琴・舞空瞳
ダンス:希沙薫x二條華、碧海さりおx彩園ひな
舞空瞳が歌い終わって振り返ると礼真琴がセリ上がっていて、これぞプリンスとプリンセスという感じの夢々しい場面
上手と下手後方での2組のデュエットダンスも、それぞれ同期カップルで素敵でした
「Be Our Guest」『美女と野獣』より
歌:礼真琴(ルミエール役風の歌い方)→全員
曲途中から礼真琴がアクリル板付きトロッコに乗って登場し、客席通路を下手→上手へ移動(第1幕とは逆)
本舞台でも舞空瞳・瀬央ゆりあが台の上にいて全員の乗った盆がクルクル回っていて、ディズニーパレードのようでした。
「Let It Go~ありのままで~」『アナと雪の女王』より
礼真琴がソロで歌い上げて退場
↓
別アレンジで舞空瞳ソロ→瀬央ゆりあソロ→舞空・瀬央→全員(礼以外)でコーラス
礼真琴のレット・イット・ゴーは以前ディズニーコラボのアルバムにも収録されていましたが、当時よりもさらに数段パワーアップしたような印象でした
礼真琴ソロのLet It Goはアナ雪劇中のエルサのような中性的な歌い方で、曲調が変わった後の舞空瞳・瀬央ゆりあパートは宝塚の男役・娘役としての歌、という見せ方になっていたように感じました
今回公演グッズのペンライトが青・白・ピンクの3色切り替えで、通常は星組カラーの青色にしている人が多かったんですが、アナ雪の場面は白に切り替える人が多く、真っ白な客席が雪景色のようで綺麗でしたね
S20~24 Emotional(ミュージカル)
「ひとかけらの勇気」『スカーレット・ピンパーネル』より
礼真琴
再び「出来無杉まこと」役として登場して歌い始めるも、音が外れっぱなし→途中で雷に打たれて「礼真琴」の歌唱力になって歌う、という1曲
歌唱力が礼真琴になっても、中身は出来無杉君のままという設定なので、「僕の声が変になったー!」「あれ~?」というリアクションで捌けていきます
「炎の中へ」『スカーレット・ピンパーネル』より
舞空瞳・瀬央ゆりあ・天寿光希・音咲いつき
この4人も「カラオケボックス」コント場面のキャラクターとして再登場
「白木瞳」(舞空瞳)のみブロンドロングの鬘+白カチューシャ、ピンクのセットアップ衣装にチェンジ、他の3人はコント場面と同じ髪型・衣装
歌が上手くなった「出来無杉まこと」を称えるセリフと役名を1人ずつ言った後、「炎の中へ」を歌う→最後に4人も雷に打たれて退場
このタイミングでなぜコント場面のキャラクターに戻るのか、正直あまり意図がわからず……
1人ずつ歌い出す場面で、「社長~!」「いやみ君!」と舞空瞳が「ひとみちゃん」のキャラクターでリアクションしているのが可愛かったり、見どころはあったんですが、個人的にはせっかくスカーレット・ピンパーネルの2曲をやるなら、別の衣装で歌っているのを聞きたかったかなと
「STARS」『レ・ミゼラブル』より
礼真琴ソロ
シルバー系の衣装
レ・ミゼラブルよりジャベール役のソロ曲を礼真琴がザ・男役の声で歌い上げ
「The Phantom of the Opera」『オペラ座の怪人』より
礼真琴・都優奈デュエット
ファントム礼真琴に、クリスティーヌ役で都優奈が登場してのデュエット
クリスティーヌの最後の高音も綺麗に出ていました
以前同じ曲を歌った時にはキーを下げたけれど、今回は元のキーでリベンジできて嬉しかった、とカーテンコールで都優奈のコメントあり
「Defying Gravity 自由を求めて」『ウィキッド』より
礼真琴ソロ
ウィキッドのエルファバのナンバーを英語歌詞で
男役の声ではなく、ミュージカル女優・礼真琴という感じで高いキーも難なく歌いあげていました
また英語の発音もかなり正確で驚きました
おそらく耳が良いというのもあると思うんですが、それぞれの英単語の音の出し方をきちんと理解している感じの発声だなと
このウィキッドのナンバーもVERDAD!!のハイライトのひとつだなと感じました
S25~26 Life
衣装:コンサートTシャツに白パンツ・白スニーカー
礼真琴のみTシャツの上にジャケット着用
コンサートTシャツは白・青の2色の日替わり(礼真琴とそれ以外で白・青が逆になる)
「Seasons of Love」『RENT』より
礼以外全員
舞空・瀬央がセンターで踊りそれ以外がコーラス→舞空・瀬央で歌う
「夜に駆ける」YOASOBI
後方スタンドマイクで礼真琴ソロ歌、全員で踊る
「ギラギラ」同様、「夜に駆ける」も原曲に忠実なアレンジでしたが、礼真琴と今回のコンサートによく合っていたなと思います
この曲のHIPHOP的なダンス、やっぱり舞空瞳がキレキレで上手かったです
S27 Finale
「VERDAD!!」Reprise
「夜に駆ける」からそのまま主題歌「VERDAD!!」へ。
笑顔で踊っていたところから、VERDAD!!の曲になると同じTシャツ姿でも2幕冒頭のクールな表情・踊り方に一気に変わるのが皆さすがでした
アンコール
「僕こそ音楽(ミュージック)」『モーツァルト!』 より
礼真琴ソロ
ここからジャケットを脱いで礼真琴もTシャツ姿に
カーテンコール 出演者紹介
下級生順に1人ずつ礼真琴が呼び込んで、一絡みするという流れなんですが、さすが星組下級生、日替わりで色々なことをトップスターに仕掛けてきていました
抱きつく、一緒にハートを作る、という可愛いものから、じゃんけんやあっち向いてホイを仕掛ける、ひげダンスを踊らせる、エア寿司を握って食べさせる、などなど
凝り過ぎて数秒の持ち時間内に伝わらず無念!となることも(特に天路そら、蒼舞咲歩あたり!)ありましたが、最後まで皆楽しませてくれました
「AVANZER!!」Reprise
公演グッズのマフラータオル、ペンライトを身に着けてラストの1曲
その後のカーテンコールで、礼真琴から指名された1~2名が日替わりで感想を言う、というコーナーもありました
VERDAD!!第2幕は、ザ・宝塚な1幕とガラリと変わり、「宝塚の男役」の枠を取り払った、エンターテイナー礼真琴を魅せるステージ、という構成でした。
J-POPありディズニーありミュージカルあり、と充実の内容でしたが、個人的にはレミゼラブル~オペラ座の怪人~ウィキッドのミュージカルナンバー3曲が圧巻だったなと。
この大ナンバーをノンストップで、しかも全く違う声の出し方で歌い上げられる礼真琴とは一体何者なんだろうか……と毎回客席で「凄すぎて笑えてきて、ぐったりする」という初めての感覚になりました。
星組生の出演者も下級生まで1人1人本当に楽しそうにステージに立っていたのが印象的でした。VERDAD!!は1週間ちょっとというトップスターが率いる公演としてはかなり短い公演期間でしたが、きっと得るものの多い公演だったのではないかなと思います。
VERDAD!!第1幕セットリストはこちら