「愛月ひかるサヨナラショー」セットリストと感想

宝塚星組

2021年11月1日に宝塚大劇場にて星組公演「柳生忍法帖」「モアー・ダンディズム!」後に「愛月ひかるサヨナラショー」が開催されました。

 

ライブ配信の記憶が鮮明なうちに、「愛月ひかるサヨナラショー」のセットリストや衣装などを取り急ぎまとめてみました。

ニュース映像などで詳細が確認できた補足情報も随時追記していっています。

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「幸せの鐘の鳴る日」2010年宙組公演『誰がために鐘は鳴る』より

愛月ひかる新人公演初主演作

 

ソロで本舞台から銀橋へ

衣装は飾り付き黒燕尾

 

「Eres mi amor ―大切な人―」2007年星組公演『シークレット・ハンター』より

愛月ひかる初舞台公演

 

ソロで銀橋から本舞台へ

 

「マドリードへ」2021年星組公演『マノン』より

星組での愛月ひかる主演作品

 

愛月ひかるソロから大階段で男役黒燕尾群舞へ

 

黒燕尾での男役群舞は愛月ひかるセンターで、両サイドに瀬央ゆりあ・そして漣レイラという並びがサヨナラショーならではで感動でした。

ニュース映像で確認すると男役25名での群舞だったので、おそらく93期から102期の男役まで(礼真琴を除く)が参加かなと思います。

93期 愛月ひかる
94期 漣レイラ
95期 ひろ香祐、瀬央ゆりあ
96期 朝水りょう
97期 綺城ひか理、彩葉玲央
98期 天華えま、夕渚りょう、天希ほまれ、湊璃飛
99期 天路そら、遥斗勇帆、蒼舞咲歩
100期 朱紫令真、希沙薫、極美慎、煌えりせ
101期 碧海さりお、颯香凜、夕陽真輝
102期 天飛華音、咲城けい、奏碧タケル、鳳真斗愛

(太字は今回での退団者)
 

 

「Bouquet de TAKARAZUKA」

2017年星組公演『Bouquet de TAKARAZUKA』より

漣レイラ、彩葉玲央、湊璃飛

紫月音寧、夢妃杏瑠、澄華あまね

 

愛月ひかる以外の退団者6名で銀橋渡り。1人ワンフレーズ歌のソロもあり。

男役は黒燕尾、娘役はカラードレスでした。

 

「うたかたの恋」

愛月ひかる憧れの作品

2019年のタカラヅカスペシャルの星組コーナーと同じく、ルドルフ=愛月ひかる、マリー=舞空瞳の配役で「うたかたの恋」主題歌の場面を大階段で再現。

 

衣装もルドルフとマリーの白軍服と白ドレスで、最初のセリフから最後の銃声まで完全再現でした。

 

「You are my sunshine」2020年星組公演『Rayー星の光線ー』より

星組への組替え後、初出演作のフィナーレナンバー

瀬央ゆりあ・綺城ひか理・天華えま・極美慎

娘役大勢でのパート(本公演と同じ部分?)

愛月以外の退団者6名が出てきて踊る

大階段中央から礼真琴登場

愛月ひかる登場

男役は白燕尾、胸のコサージュは「モアー・ダンディズム!」パレードと同じ

娘役は白ドレス、白い花の髪飾り

愛月ひかるは裾にファーの着いた白の衣装

 

「バンバン」2018年宙組公演『不滅の棘』より

宙組での愛月ひかる主演作品

 

最後の1曲は星組生全員と「バンバン」で、愛月ひかるは銀橋を回って本舞台センターへ

 

全て真っ白の衣装で『不滅の棘』で演じたエロール・マックスウェルの雰囲気もありつつ、星組生と指鉄砲を撃ちまくって楽しそうな姿を見せてくれました。

 

 

愛月ひかるサヨナラショーのセットリストは、宙組時代の作品から2曲、星組時代の作品から2曲(愛月ひかる以外の退団者の曲も入れると3曲)、初舞台公演(星組)から1曲、憧れの作品から1曲という構成でした。

 

初舞台公演だった「シークレット・ハンター」の主題歌を歌うとは予想していなかったので驚きでしたが、星組公演の曲でもあり、個人的にも思い入れのある曲なので嬉しかったです!

 

サヨナラショーは15分程度の短い時間でしたが、愛月ひかるセンターでの黒燕尾群舞あり、念願の「うたかたの恋」の再現あり、と盛り沢山な内容で、「You are my sunshine」や「バンバン」で礼真琴をはじめ星組生と楽しそうに絡む姿もたくさん見れました。

 

宝塚のサヨナラショーというのは、その人が自分の宝塚人生をどう総括して何を見せるのか、というのがよくわかって、毎回本当に面白いなぁと思います。

 

愛月ひかるといえば、黒い役や個性的な役を演じることも多く、個人的には「神々の土地」のラスプーチン役や「TOP HAT」のアルベルト・べディーニ役が強烈に印象に残っていますが、宝塚人生の集大成である「愛月ひかるサヨナラショー」では、衣装も黒燕尾や白軍服で、これぞ男役という美しい姿を最後まで見せることへのこだわり・美学を強く感じました。