宝塚「王家に捧ぐ歌」登場人物と星組・宙組歴代キャストまとめ

宝塚星組

2022年2月に星組で「王家に捧ぐ歌」の再演が発表されましたね!

「王家に捧ぐ歌」は星組での初演(2003年大劇場と2005年中日劇場での再演)、宙組での2015年の再演・2016年博多座公演、更に安蘭けい主演の外部版「アイーダ」と全て観ている思い入れのある作品なので、礼真琴・舞空瞳トップコンビでの上演も楽しみです。

2022年星組御園座公演の予習用に、「王家に捧ぐ歌」主な登場人物のキャラクターと、新人公演を含めた星組・宙組の歴代配役をエジプト側・エチオピア側に分けてまとめてみました。

カッコ内は新人公演の配役になります。

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「王家に捧ぐ歌」エジプト側キャスト

ラダメス

エジプトの若き武将。エジプト王女・アムネリスに想いを寄せられているが、ラダメス自身は敵国エチオピアの王女アイーダに惹かれている

2003年/2005年星組 湖月わたる(柚希礼音)

2015年/2016年宙組 朝夏まなと(桜木みなと)

アムネリス

エジプト王ファラオの娘。ラダメスに想いを寄せている

2003年/2005年星組 檀れい(陽月華)

2015年宙組 伶美うらら(遥羽らら)
2016年宙組(博多座)彩花まり

ファラオ

エジプト王。アムネリスの父でラダメスのことも気に入っている
常に黄金の衣装で、ブランコに乗っている(大劇場公演の場合)

2003年/2005年星組 箙かおる(祐穂さとる)

2015年/2016年宙組 箙かおる(留依蒔世)

ケペル

エジプトの戦士でラダメスの戦友

2003年星組 立樹遥(綺華れい)
2005年星組(中日)嶺恵斗

2015年宙組 愛月ひかる(和希そら)
2016年宙組(博多座)澄輝さやと

メレルカ

エジプトの戦士でラダメスの戦友

2003年星組 柚希礼音(夢乃聖夏)
2005年星組(中日)大真みらん

2015年宙組 桜木みなと(秋音光)
2016年宙組(博多座)瑠風輝

ケペルとメレルカの2人は常にニコイチでの登場ですね
ラダメスを色男とからかったりと陽気なところのあるポジションで、常にシリアスなエチオピアの男役チームとは対照的な立ち位置です

女官アウウィルとターニ

アムネリスの侍女

女官チームの代表曲「スゴツヨ」ソングを先導する2人で、若手娘役が配役されることが多いです
女官たちが凄い形相でアイーダを虐める場面には登場しなかったと思うので、少しキレイ目なポジションかと

2003年星組 叶千佳・陽月華(仙堂花歩・陽色萌)
2005年星組(中日)陽月華・南海まり

2015年/2016年宙組 瀬音リサ・遥羽らら(真みや涼子・美桜エリナ)

神官長ネセル・神官ヘレウ・神官メウ

ファラオに仕える神官トリオは、女の子たちと浮かれていたり割と俗っぽいキャラクター
上級生男役が配役されることが多いです

2003年/2005年星組 英真なおき・にしき愛・高央りお(美城れん・大河睦・天霧真世)

2015年宙組 寿つかさ・凛城きら・松風輝(実羚淳・朝央れん・澄風なぎ)
2016年宙組(博多座)寿つかさ・凛城きら・朝央れん

「王家に捧ぐ歌」エチオピア側キャスト

アイーダ

エチオピアの王女。今はエジプトに囚人として捕らえられている
エジプトへの復讐を企む父・兄と、ラダメスへの想いの板挟みになる

2003年/2005年星組 安蘭けい(麻尋しゅん)

2015年/2016年宙組 実咲凜音(星風まどか)

アモナスロ

エチオピア王でアイーダ・ウバルドの父
エジプトとの戦いに負け、鳩にしか興味の無い狂人の振りをしている

2003年/2005年星組 一樹千尋(真汐薪)

2015年/2016年宙組 一樹千尋(穂稀せり)

ウバルド

アイーダの兄で、常にナイフを携えエジプトへの復讐心に燃えている
戦いを好まないアイーダに苛立っている

2003年星組 汐美真帆(大真みらん)
2005年星組(中日)真飛聖

2015年宙組 真風涼帆(瑠風輝)
2016年宙組(博多座)桜木みなと

カマンテ

エチオピア王家の元家臣で、今はウバルド・サウフェと3人で行動を共にしている
荒っぽく喧嘩っ早い性格

2003年星組 真飛聖(彩海早矢)
2005年星組(中日)綺華れい

2015年宙組 澄輝さやと(七生眞希)
2016年宙組(博多座)蒼羽りく

サウフェ

エチオピア王家の元家臣で、今はウバルド・カマンテと3人で行動を共にしている
2人とは違い優し気な性格

2003年星組 涼紫央(鶴美舞夕)
2005年星組(中日)麻尋しゅん

2015年宙組 蒼羽りく(潤奈すばる)
2016年宙組(博多座)星吹彩翔

ファトマ

アイーダの侍女で乳母的な存在
アイーダと共にエジプトに囚人として捕らわれている

2003年/2005年星組 万里柚美(琴まりえ)

2015年宙組 美風舞良(彩花まり)
2016年宙組(博多座)純矢ちとせ

エジプトチームとエチオピアチーム

「王家に捧ぐ歌」の登場人物は、エジプトチームとエチオピアチームに大きく分かれています。

過去の上演時にはエジプト側は白塗り・エチオピア側は黒塗りで演じられています。

エジプトが勝者、エチオピアが敗者という立ち位置なので、エジプト側は衣装も豪華絢爛ですが、勝利や権威に驕っている人たち、というスタンスで描かれています。

一方エチオピア側は囚人ということで衣装も質素で虐げられる場面が多いですが、囚人チームの娘役にもナンバーがあったり見せ場は結構あるかなと思います。

アイーダとアムネリスの配役

2003年星組での初演時には、トップ娘役の檀れいがアムネリス、2番手男役だった安蘭けいがアイーダという異例の配役で、新人公演もアムネリス(陽月華)がヒロイン扱い、アイーダも男役(麻尋しゅん)が演じました。

ただ2015年宙組での再演時には、トップ娘役の実咲凜音がアイーダ役となり、新人公演のヒロインもアイーダ(星風まどか)で、アムネリスも娘役が演じました。

宙組公演 『王家に捧ぐ歌』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
宙組公演 『王家に捧ぐ歌』の情報をご紹介します。

基本的にはラダメスとアイーダという敵国同士の恋愛が軸となるストーリーなので、2022年の星組での再演でも、礼真琴がラダメス、舞空瞳がアイーダという配役になるのだろうと思います。

宙組公演ではアイーダの兄・ウバルドが男役2番手の役になっていましたが、物語としてはアムネリスがラダメス・アイーダに次ぐ大きな役なので、次の星組公演では誰が演じるのか楽しみです。

また、これまでの「王家に捧ぐ歌」では専科のお二人がずっと演じていた、エジプト王ファラオとエチオピア王アモナスロの配役も気になります。