星組「めぐり会いは再び」復習用ネタバレあり登場人物&キャスト紹介②

宝塚星組

星組公演「めぐり会いは再び next generation」のネタバレあり登場人物紹介後編です。

シリーズ3作全てに登場するユリウス(天寿光希)やレオニード(音波みのり)、第2作のセルフパロディになっているパン泥棒たちなど、サブキャラクターにも色々な設定が盛り込まれています。

まだ第3作を見ていない!という方は、予習用のネタバレ無し↓をおススメします。

星組「めぐり会いは再び」全3作のあらすじ・登場人物や歴代キャストなどを総まとめ
2022年に礼真琴・舞空瞳のトップコンビで上演される星組公演『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』は、同じく星組で2011年、2012年に柚希礼音・夢咲ねねのトップコンビで上演...

『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』ネタバレあり登場人物紹介前編はこちら

星組「めぐり会いは再び」復習用ネタバレあり登場人物&キャスト紹介①
2022年の星組公演『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』は、2011年、2012年に続く「めぐり会いは再び」シリーズの第3作という位置づけで物語が描かれています。 第3...
スポンサーリンク

ルーチェ(礼真琴)の関係者

ユリウス:天寿光希 1,2,3

ルーチェ(礼真琴 2,3)の実家であるオルゴン家に長年仕える執事。

第3作ではオルゴン家に遊びに来る予定になっていたカストル(稀惺かずと)とポルックス(詩ちづる)を、メイド長のブラン(白妙なつ)と一緒に探していたところ、ルーチェの友人であるレグルス(瀬央ゆりあ)とティア(有沙瞳)に遭遇し、物語に巻き込まれていく。

歌姫エメロード(美穂圭子 3)の大ファンで、第1作ではエメロードの元恋人であるエルモクラート(真風涼帆 1,2)に、エメロードとのお食事つきチケットをチラつかされ、秘密を漏らした過去も。

第2作で、手紙の差出人になり切って手紙を読むのがやたらと上手いことが明らかになっていたが、第3作では大の芝居好きが高じて、今では地元の仲間と劇団をつくり自分も舞台に立っているとのこと。

カストル:稀惺かずと & ポルックス:詩ちづる 3

ブルギニョン(紅ゆずる 1,2)とリゼット(白華れみ 1)の双子の子ども。

カストルが兄でポルックスが妹。それぞれ両親と同じ髪型をしている。

第2作の最後で生まれ、現在10歳と思われる。

両親がドラント(柚希礼音1,2)とシルヴィア(夢咲ねね 1,2)に仕えているため、普段はドラント公爵領に住んでいる様子。

第3作では、春休みにシルヴィアの実家(双子にとっては母親の元職場で、両親の出会いの場)であるオルゴン家へ二人だけで旅行している最中だったが、寄り道をしたため迷子になってしまう。ユリウス(天寿光希 1,2,3)曰く、「父親(ブルギニョン:紅ゆずる)に似て落ち着きがない」

オルゴン家の次男ルーチェ(礼真琴 2,3)とも面識があり、ルーチェのことは(おそらく両親の真似をして)「三つ編み坊ちゃん」と呼んでいる。

第3作劇中でポルックスがアンジェリーク(舞空瞳)を励まそうとして歌う歌「オーベルトゥーレ」は第1作、第2作でも登場していて、オルゴン家の領地周辺で昔から歌われている民謡のような存在と思われます。

アンジェリーク(舞空瞳)の関係者

レオニード・ド・ローウェル:音波みのり 1,2,3

第3作ではヒロイン・アンジェリーク(舞空瞳 3)の育ての親であるローウェル公爵(輝咲玲央 3)の姪として登場するが、現在はオルゴン家の長男マリオ(涼紫央 1)と結婚し、オルゴン伯爵夫人になっていることも劇中で明かされる。そのため、レオニードはルーチェ(礼真琴 2,3)の義姉でもある。

第3作ではマリオとの恋愛経験を活かし、恋愛コンサルタントとしても活躍しているとのことで、ルーチェとアンジェリークを仲直りさせるための「めぐり会いは再び」計画を立てた張本人。

ただし、オルゴン家から王都のローウェル公爵家へやってきたのは、実は夫マリオと夫婦喧嘩をして家を飛び出したためだったことが最後に明かされる。結局マリオからの仲直りの伝言が執事ユリウス(天寿光希 1,2,3)の元へ届いたため、カストルやポルックスとも一緒にオルゴン家へ戻ることになる。

ちなみに、マリオからの「私も少し言い過ぎた。誤ってくれたら許してあげてもいいんだからね」という仲直りの言葉は、第2作でアンジェリークがルーチェへ送ったものと同じで、それをユリウスが代読するというシチュエーションも第2作へのオマージュとなっています。

また、第1作でのレオニードは、近接禁止令を出されていたマリオに近づくために、兄のフォション(ひろ香祐 3)に一服盛ってすり替わり、男装してシルヴィア(夢咲ねね 1,2)の花婿候補としてオルゴン家に潜入した過去があります。

第3作では、レオニードのその特技?が、監禁されたアンジェリークを助けるために発揮されています。城の侍従長を薬入りのワインで眠らせてすり替わり、男装でアンジェリークを探しに来たレオニードの姿は、ミントグリーンの宮廷服も大きな帽子も第1作とそっくりで感慨深いものがありました。

フォション・ド・ローウェル:ひろ香祐 3

レオニード(音波みのり 1,2,3)の兄で、ローウェル公爵(輝咲玲央 3)の甥。

常にお菓子を食べている呑気な貴族。

第1作ではシルヴィア(夢咲ねね 1,2)の花婿候補となるはずだったが、妹のレオニードに一服盛られて閉じ込められ、すり替わられた過去を持つ。(が、第3作でのキャラクターを見ると、フォション本人は、レオニードにされたことに気づいていないような気もする呑気さです)

ローウェル公爵:輝咲玲央 3

アンジェリーク(舞空瞳 3)の育ての親で、コーラス国王(朝水りょう)の甥。幼い頃誘拐されかけた王女アンジェリークの身を守るため、国王から預かり自分の娘として育ててきた。

常にティーカップを手放さない呑気な貴族。

アージュマンド:瑠璃花夏 3

本名はアンヌ。王女アンジェリーク(舞空瞳 3)の侍女兼ボディーガード。

ルーチェ(礼真琴 2,3)を王女の花婿選びに参加させるため、レグルス(瀬央ゆりあ3)の探偵事務所に「大怪盗ダアトから聖杯を守ってほしい」とニセの依頼をしに行く。呑気で楽天的なローウェル一族と比べると、現実的で心配性。

旅芸人一座関連

フォーマルハウト:美稀千種 1,2,3

旅芸人一座の座長で、第1作、第2作ではルーチェ(礼真琴2,3)の実家であるオルゴン家周辺で出し物をしていた。第3作では王都に進出し、「コメット座」を設立してテント劇場を構えたところ。

定番の口上「悲劇?喜劇?とにかく劇!」は、元々座付き作家だったエルモクラート(真風涼帆 1,2)の筆が遅く、悲劇なのか喜劇なのか結末がわからないまま稽古をしなければならなかったところから生まれた。

第3作ではルーチェの友人でエルモクラートの弟子、セシル・ピーター・ウェルズ(天華えま)が一座の脚本を手掛けているが、やはり筆が遅いため、不安になったフォーマルハウトは、今ではコスモ王国(相関図ではオズウェル辺境伯爵領)の領主になっているエルモクラートの元に逃げていこうとする。なお、コスモ王国には、第1作目でアジス(美弥るりか 1)の従者だったケテル(芹香斗亜 1)も一緒にいると語られている。

エメロード:美穂圭子 3

女優で歌姫。第1作から劇作家エルモクラート(真風涼帆 1,2)の元恋人かつパトロンとして名前が出ていた。オルゴン家の執事ユリウス(天寿光希 1,2,3)が、エメロードの大ファン。

第3作ではフォーマルハウト(美稀千種 1,2,3)率いるコメット座の公演にゲスト出演する。歌姫で大女優だが気さくな人柄のようで、花婿選びの余興にもノリノリで参加している。

パン泥棒:天飛華音、奏碧タケル、大希颯 3

劇中では語られないが、役名はルベル(天飛華音、赤)、カエルレウス(奏碧タケル、青)、フラーウス(大希颯、黄)。衣装が赤青黄なことから「三原色」と呼ばれる。

役者だったが、芝居が打ち切りになり路頭に迷う。食い繋ぐためにパンを盗んだことで、町の住人たちから追われている。迷子になっていたカストル(稀惺かずと 3)とポルックス(詩ちづる 3)を助けた際、名前を聞かれて苦し紛れに「ダアト」と世間を騒がせている大怪盗を名乗ったため、事態をややこしくする。

この「パン泥棒」3人組は、第2作で出てきた「カボチャ泥棒」こと謎の騎士クラウス(十輝いりす 2)とその後輩ルナール(麻央侑希 2)の完全なるセルフパロディ的な存在になっています。舞台が田舎のオルゴン家周辺から王都マルクトになったためか、盗むものは「カボチャ」から「パン」へ、少し都会的になっている気がします。

2組とも小劇団員ならではの器用さなどを発揮し、最終的にはフォーマルハウトの一座の団員に加わるという結末になっています。

王女の花婿候補たち

ヴァルター・オルレイン:碧海さりお 3

王立騎士団準(副)筆頭騎士。

王立騎士団の現団長であるリュシドール・グラファイス(夢乃聖夏 1)を師と仰いでいる。マダム・グラファイス(万里柚美 1,2,3)と長年に渡り道ならぬ恋愛をしていた師と同じく、ヴァルターも道ならぬ恋に身を焦がし、全てを清算するために花婿選びに参加した。

花婿選びを通して、プリンセス・ネージュ(華雪りら 3)とカップルになる。

リドル・ル・カイン:咲城けい 3

ル・カイン王国の第128王子。

第1作に登場したル・カイン王国第24王子アジス(美弥るりか 1)の血縁者と思われる。花婿選びには観光がてら参加した。

花婿選びを通して、プリンセス・オルキス(綾音美蘭 3)とカップルになる。

ジェイド・タイヤ―ル:夕渚りょう3

力自慢の青年。

花婿選びを通して、プリンセス・クオーツ(瑛美花れな 3)とカップルになる。

ボリス・ゴールドマン:天希ほまれ 3

公認会計士。

普段は気弱だが、ダンスコンテストでメガネを外した時だけイケイケになる模様。

花婿選びを通して、プリンセス・コリーヌ(麻丘乃愛 3)とカップルになる。

 

「めぐり会いは再び」第1作、第2作の主な登場人物紹介はこちら

星組「めぐり会いは再び」全3作のあらすじ・登場人物や歴代キャストなどを総まとめ
2022年に礼真琴・舞空瞳のトップコンビで上演される星組公演『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』は、同じく星組で2011年、2012年に柚希礼音・夢咲ねねのトップコンビで上演...