「舞空瞳サヨナラショー」セットリストと感想

宝塚星組

2024年9月22日宝塚大劇場にて星組公演「記憶にございません!」「Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)」の後に「舞空瞳サヨナラショー」が開催されました。

ライブ配信の記憶が鮮明なうちに「舞空瞳サヨナラショー」のセットリストや衣装、演出などを取り急ぎまとめてみました。

ニュース映像などで詳細が確認できた補足情報も随時追記予定です。

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「舞空瞳サヨナラショー」セットリスト

「いつか」2021年『ロミオとジュリエット』より

舞空瞳、礼真琴

舞空瞳がジュリエット役を演じた公演でのロミオとジュリエットのデュエット曲

舞空瞳、大階段板付きでサヨナラショースタート

途中で下手花道から礼真琴登場。そのまま銀橋を回り、大階段の上と銀橋でデュエット→本舞台で向かい合う

衣装は
舞空瞳『Ray』フィナーレ「SWINGING ON A STAR」のピンクドレス
礼真琴『モアー・ダンディズム!』フィナーレ「アシナヨ」の青衣装

トップ娘役単独のサヨナラショーの場合、トップスターはショー後半まで登場しないケースも結構あるのですが、今回は1曲目からトップコンビのデュエットという始まり方でした。

「SWINGING ON A STAR」2020年『Ray -星の光線-』より

舞空瞳、暁千星、極美慎、天飛華音 ほか星組男役

舞空瞳トップ娘役お披露目公演のショーのフィナーレナンバーを、舞空瞳+男役のみに再構成

舞空瞳が暁、極美、天飛と絡んだ後、銀橋を回ってソロ歌(公演時と同様)→本舞台に戻って舞空+男役で総踊り

衣装は舞空瞳はそのまま、男役は紫の衣装(おそらく本公演の同場面と同じもの)

 

『Ray』のこのフィナーレナンバーは、お披露目公演でトップ娘役として舞空瞳の圧倒的な華やかさを客席に強烈に印象付けた場面だと思うので、サヨナラショーでもまた見ることができて、とても嬉しかったです。

この場面は上級生が多かったので、見返してみると、当時のメンバーで今も在籍しているのはひろ香祐、夕渚りょう、澪乃桜季だけでした。
サヨナラショーでは舞空瞳+男役のみに再構成されて人数も大幅に増えていました。

「エジプトは強い」2022年『王家に捧ぐ歌』より

舞空瞳、星組娘役

舞空瞳がアイーダ役を演じた御園座公演「王家に捧ぐ歌」のフィナーレナンバーを再現

衣装は舞空瞳はそのまま、娘役は青のドレス

このナンバーのチョイスは予想外でしたが、前の2曲の可愛らしい雰囲気とは大きく変わって、大人っぽい歌い方や表情を見ることができました。

「グラン・カンタンテ!!」2022年星組公演『Gran Cantante!!』より

煌えりせ、紅咲梨乃、水乃ゆり

ショー「Gran Cantante!!」の主題歌
舞空瞳以外の退団者3名で銀橋渡り。1人ずつ歌のソロパートもあり。

男役は黒燕尾、娘役は前曲と同じ青のドレスでした。

「ミッドナイト・ガールフレンド」2022年『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-』より

舞空瞳

舞空瞳が演じたアンジェリーク役のソロ曲

下手から登場し、銀橋で歌う

衣装は白ドレス

「運命に結ばれて」2022年『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』より

舞空瞳、礼真琴

舞空瞳がルスダン役を演じた『ディミトリ』でディミトリとルスダンが結ばれる曲

礼真琴が大階段から登場、曲の間奏部分でデュエットダンス→二人で銀橋へ

舞空瞳の衣装は変わらず白ドレス、礼真琴は飾り付き黒燕尾

「The Next Generation!」2022年『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-』より

舞空瞳、礼真琴 ほか星組生

「めぐり会いは再び」のエンディングのナンバーで、銀橋から本舞台に戻り、星組生とハイタッチ

男役は黒燕尾、娘役はピンクのドレス

最後は星組生が見守る中、舞空瞳がアンジェリーク役の時のような感じで礼真琴に抱きついて幕という感じでした。

「舞空瞳サヨナラショー」の感想

舞空瞳サヨナラショーのセットリストはすべて星組トップ娘役時代の作品からで、お芝居の曲が4曲、ショー部分の曲が3曲。メドレーなどで短く多くの曲を披露するのではなく、それぞれの曲をじっくり見せる構成でした。

「Swinging on a star」と「エジプトは強い」でそれぞれ男役、娘役を率いて歌い踊るナンバーが印象深く、舞空瞳のショースターぶりをまた最後に鮮烈に見せつけられたなぁと思いました。

礼真琴との場面は『ロミオとジュリエット』『ディミトリ』といずれも芝居の曲で、ダンスよりも歌とお芝居をメインにした印象でした。

また『めぐり会いは再び』から2曲選んで、最後もそれで終わるという構成も印象的でした。
礼真琴・舞空瞳トップコンビの作品は、原作物や再演物などが多く、考えてみれば、完全なオリジナルはお披露目公演の『眩耀の谷』と、この『めぐり会いは再び』位だなと。やはり自分のために描かれたオリジナルの役というのは印象深いのかなと感じました。

そしてトップ娘役単独のサヨナラショーで毎回思うことですが、トップスターが相手役を大切そうに見送っている姿が見られるのは、同時退団とはまた違った温かさがあって、これもまた良いものだなと。

今回の舞空瞳サヨナラショーでも、ラストの『めぐり会いは再び』のナンバーで銀橋から二人で本舞台に戻った後、礼真琴が舞空瞳の背中を押して星組生が待つ方に送り出していた姿が印象的でした。