花組「フィレンツェに燃える」再演配役~各キャストの役どころまとめ

宝塚花組

花組全国ツアー公演『フィレンツェに燃える』の主な配役が発表されました。

作・柴田侑宏、主演・汀夏子で1975年に雪組で上演された作品の再演で、約50年ぶりの上演ということになります。演出が大野拓史先生に変わるので、色々と改変される部分もありそうですが、初演時の情報でわかる範囲の各キャストの役どころをまとめておきたいと思います。

10/21 花組全国ツアー公演での実際の役どころに更新しました

個人的に宝塚歌劇のイタリア物が好きなのですが、今回は1850年頃のフィレンツェが舞台ということで、素敵な衣装も楽しめそうだなと思います。イタリア統一運動が時代背景にあるということで、2005年に花組で上演された『落陽のパレルモ』とほぼ同じ時代になりますね。

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花組公演『フィレンツェに燃える』主な配役と各キャストの役どころ

アントニオ:柚香光

バルタザール侯爵(高翔みず希)家の長男。聡明で高潔な貴公子。レオナルド(水美舞斗)の兄。

静養のためフィレンツェにやって来た未亡人パメラ(星風まどか)に惹かれる。

パメラ・クレメンティーナ:星風まどか

酒場の歌姫から、40歳以上年の離れたクレメンティーナ公爵の4番目の妻となった女性。

クレメンティーナ公爵が数か月前に亡くなって未亡人となり、静養のためフィレンツェのバルタザール家にやってきた。

貴族社会からは、成り上がり者として冷ややかな目で見られている。

レオナルド:水美舞斗

バルタザール侯爵(高翔みず希)家の次男。兄アントニオ(柚香光)とは対照的に奔放な性格。

パメラ(星風まどか)を兄から遠ざける為、彼女に偽りの恋を仕掛ける。

オテロ・ダミーコ:永久輝せあ

憲兵隊の将校でパメラ(星風まどか)の元恋人のひとり。

パメラの元夫であるクレメンティーナ公爵の死に疑問を抱き、イタリア統一運動を取り締まるという名目の下で、パメラを追ってフィレンツェにやって来る。

アンジェラ:星空美咲

アントニオ(柚香光)の幼馴染。シュザンテ侯爵家の令嬢。

アントニオがパメラ(星風まどか)に惹かれていると知り、彼を意識し出す。

アントニオ(柚香光)に関連する人物

バルタザール侯爵:高翔みず希

アントニオ(柚香光)とレオナルド(水美舞斗)の父親

貴族の誇りを何よりも重んじ、奔放な次男レオナルドとは折り合いが悪い。

カルロ:航琉ひびき

バルタザール伯爵家に仕える老執事

マリア:凛乃しづか

バルタザール伯爵家に仕える召使。

足の不自由なバルタザール伯爵の世話をしている。

ビットリオ・ジロッティ:愛乃一真

アントニオ(柚香光)とレオナルド(水美舞斗)の従兄弟。

サルデーニャから戻ってきたところで、イタリア統一運動に加わろうとしている。

 

レオナルド(水美舞斗)に関連する人物

ジーナ:華雅りりか

レオナルド(水美舞斗)が行きつけにしている酒場の女主人。

マッダレーナ:湖春ひめ花

レオナルド(水美舞斗)が行きつけの酒場の歌姫。レオナルドの女、という立ち位置。

マッダレーナは初演で矢代鴻さんが演じていた役ということで、歌のソロもあります。

ロベルト:侑輝大弥

バルタザール伯爵家の執事カルロ(航琉ひびき)の息子。

ガリバルディ党の一員で、イタリア統一運動に加わろうとしている。

イザベル:都姫ここ

ロベルトの恋人。イタリア統一運動に加わるロベルトを心配している。

 

アンジェラ(星空美咲)に関連する人物

レナート・パリアーノ伯:聖乃あすか

アンジェラ(星空美咲)の婚約者。

アンジェラの家族と行動を共にしていることが多い。

マルガレート・シュザンテ侯爵夫人:梨花ますみ

アンジェラ(星空美咲)の母親

ルチア:春妃うらら

アンジェラ(星空美咲)の姉。まだ独身でお見合いを繰り返している。

セレーナ:愛蘭みこ

アンジェラ(星空美咲)の妹。

セレーナはまだ10代前半位の子どもという印象でした。

初演ではアンジェラの弟・セルジオという役もあったようなのですが、2022年花組版では妹に変更となっています。

オテロ(永久輝せあ)に関係する人物

マンガーノ大佐:和海しょう

イタリア統一運動を取り締まるためフィレンツェへやって来る。

オテロ(永久輝せあ)の上司的な立ち位置。

マチルド:咲乃深音

オテロ(永久輝せあ)の現在の恋人

オテロと共にフィレンツェへやってきて、情報を集めるためレオナルド(水美舞斗)が行きつけの酒場に歌手として潜入する。パメラ(星風まどか)と同じ歌を歌う。

『フィレンツェに燃える』そのほかのキャスト

上記で取り上げた以外にも、今回の『フィレンツェに燃える』では、最下級生まで出演者全員に役名が付いています。

イタリア統一運動が時代背景として描かれるということで、ロベルト(侑輝大弥)やビットリオ(愛乃一真)と共にイタリア統一運動へ加わろうとする若者の役や、酒場の女たちの役が多い印象です。

マリア/ミランダ:凛乃しづか(マリアはバルタザール伯爵家の召使役)

ラドバーニ:春矢祐璃

フォルコ:泉まいら

エンニオ:和礼彩

ジュゼッペ:龍季澪

レンツォ:翼杏寿

マルタ:三空凜花

パリ:南音あきら

ディノ:涼葉まれ

ジロッティ:青騎司

パオロ:美空真瑠

ザッフィ:湖華詩

ルイジ:遼美来

バネッサ:美遥あゆ

アリダ/マリエッタ:七彩はづき(マリエッタはパメラの小間使い役)

アルド:瀬七波いろ

花組全国ツアー公演『フィレンツェに燃える』『Fashionable Empire』公演情報・期別出演者

ミュージカル・ロマンス
『フィレンツェに燃える』
作/柴田 侑宏
演出/大野 拓史

ショーグルーヴ
『Fashionable Empire』
作・演出/稲葉 太地
公演期間:
2022年10月14日(金)~11月3日(木)@大阪府、神奈川県、長野県(長野市・上田市)、宮城県、愛知県(公演順)

出演者:
花組
航琉ひびき(93期)
和海しょう、華雅りりか(94期)
水美舞斗、柚香光(95期)
永久輝せあ、春妃うらら(97期)
凛乃しづか、春矢祐璃(99期)
星風まどか、聖乃あすか、泉まいら、和礼彩(100期)
咲乃深音、愛乃一真、龍季澪、翼杏寿(101期)
侑輝大弥、三空凜花、南音あきら(102期)
涼葉まれ(103期)
都姫ここ、愛蘭みこ、青騎司(104期)
美空真瑠、星空美咲、湖華詩(105期)
湖春ひめ花、遼美来、美遥あゆ(106期)
七彩はづき、瀬七波いろ(107期)

専科
梨花ますみ(67期) *『フィレンツェに燃える』のみの出演
高翔みず希(76期)